こんにちは、おなかぺこぺこです。
つい先週まで夏の暑さが続いていたと思っていたら、今週になって急に涼しくなりましたね。暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、毎年関心してしまいます。
涼しくなってきたのは嬉しいのですが、この時期って季節の変化が激しく、体がついていかないですよね。台風や長雨の影響もあって湿度も高く、体がだるくて眠い…。なんだか気分まで沈んでしまいます。
そこで、この記事は、漢方スクールに通っていた筆者が身体の不調を改善するための、食養生について紹介します。
食養生とは
筆者は以前、体調改善を目的に薬日本堂という漢方スクールに通っていた時期がありました。その中で、学んだのが「食養生」です。
「食養生」とは、食物の性質や効能を活かし、食事を通して生命を養うことで、毎日の食事を通して、胃腸の調子を整え、効率的に栄養素を吸収し、身体を養い健康を保持していくことです。
薬日本堂漢方スクールでは、学ぶことを通じて、病気にならないための身体をつくる漢方ライフスタイルを提案しており、資格取得コースから1DAYセミナーまで目的に合わせた幅広いプログラムを用意しています。
9月の不調のサイン
それでは、具体的に今、身体におこっている不調のサインを下記にあげてみます。
- 身体のだるさ、頭が重い
- 食後の眠気
- むくみ
- 食欲不振
これらは、全て湿の特性によるものです。心身に悪影響を与える湿気を「湿邪」といいます。
「湿邪」による症状には、むくみやだるさ、口の粘つき、食欲不振、関節の腫れと痛みなどがあります。また、湿気は胃腸に大きな負担をかけ、失調により食後の眠気などの症状を引き起こします。
「湿邪」を防止するおすすめの食材
- 薬味
胃腸が弱っている人は、身体を冷やし過ぎないように、シソや生姜などの薬味を上手に使いましょう。
- 水をめぐらせる食材
トマト、ナス、キュウリなど、ウリ科の夏野菜は水のめぐりをよくする効果があります。積極的に取り入れましょう。
- 元気を補う食材
穀類、豆類、芋類、カボチャ、ニンジン、椎茸、トウモロコシ、ナツメなどは脾(胃腸)を補い、元気をつけてくれます。
気をつけたい食材
- 冷たい飲み物
この時期は、残暑の影響で発汗とともに水分が失われるため、意識して水分補給を行うことはとても大切なのですが、取り過ぎには注意が必要です。
冷たい飲み物は胃腸に負担がかかるため、消化吸収機能が低下すると栄養素の吸収が効率的にできなくなります。常温の飲み物や温かい飲み物を積極的に摂るように心がけましょう。
本日の献立
- 山芋とイワシのツミレ、生姜の味噌汁
- 白米
- イカの塩辛
- 柿
筆者は、山芋と白米で元気を補い、生姜をたっぷり入れて、身体を温める献立にしてみました。
彼岸も過ぎて、少しづつですが暑さも和らいできました。これから気温が下がり、空気が乾燥する本格的な秋に向けて、潤いをつけてくれるイカや柿を献立に加えたところがポイントです。
いかがだったでしょうか。みなさんも身体の不調のサインに耳をかたむけ、毎日の食事に食養生を取り入れて、健康的な日々を過ごしてくださいね。
コメント