みなさんこんにちは。おなかぺこぺこです。久しぶりの投稿となります。
突然ですが、最近、ポピュラーなものが良いなと思います。どこにでもあるもので、美味しくて、誰にでもできるってすごいことだと改めて気付きました。
家庭料理や郷土料理は素晴らしいけど、お母さんの味だとか、そこでしか食べられないとか、そういうふうに言われると少し気がひけるし・・・
お母さんじゃなくても、そこに行けなくても、できるだけ身近なもので、ハードルを下げて、美味しいごはんを食べれたら幸せだなと思います。
そこで、どこにでもある身近な食材にスポットをあてて、どんな歴史があるのか、どんな食べ方があるのか、そのひとつひとつと向き合っていきたいと思います。
最初の食材は「竹輪(ちくわ)」です。
「竹輪(ちくわ)」の起源
竹輪の起源は、はっきりしていませんが、室町時代以降の書物に「蒲鉾(かまぼこ)」という名で記されています。神功皇后が三韓征伐の途中、神戸の生田神社で、魚肉のすり身を鉾の先に塗りつけ、焼いて食べたことが始まりという言い伝えがあります。
この食べ物が蒲(がま)の穂によく似ていることから「蒲穂子」と呼ばれ、「蒲鉾」に転じました。蒲の穂の姿は、竹輪に類似しており、その昔、「蒲鉾」といわれていたものが、竹輪の始まりだったということだそうです。
安土桃山時代後期、板蒲鉾が現れ、それと区別するため、切り口が竹を切った切り口にも見えることから、「竹輪蒲鉾」と呼ばれ、省略して竹輪になりました。明治時代以前は、白身魚が効果な食材であったため、高級品という扱いだったそうです。
「竹輪(ちくわ)」の材料
スケトウダラ、サメ、トビウオ、ホッケなどの肉に塩、砂糖、デンプン、卵白などを加えて練り、棒状に塗りつけ、焼く、蒸す、茹で上げる、油で揚げるなどがあります。現在は焼き竹輪がほぼ主流です。
「竹輪(ちくわ)」の食し方
- 竹輪の磯辺揚げは、言わずもがな有名なおかず。磯辺揚げとは、海苔を衣に使った揚げ物です。
- 鳥取県東部と長崎県の一部では、すり身に豆腐を加えたとうふちくわが製造されています。鳥取では、江戸時代、漁港の開発が遅れ、魚は貴重な食べ物だったことから、考案されたそうです。
- 北海道では、ちくわの穴にツナマヨネーズを詰めたものをロールパンの中心部に入れて焼いた「ちくわパン」が有名だそう。
- 群馬県では、竹輪の串揚げを「ホルモン揚げ」と称し、ソースをかけて食べるそうです。
- 熊本県では、竹輪の穴に切り込みを入れてポテトサラダを挟み、天ぷらにした「ちくわサラダ」が有名だそうです。
「ちくわサラダ」を作ってみよう
材料2人分
- 竹輪(ちくわ)1袋(4本入り)
- ポテトサラダ *市販のもので大丈夫です。
- 小麦粉 大さじ4
- 冷水 大さじ4
- 油
作り方
- ちくわに縦方向に切れ目を入れます。
- ちくわを開き、切り口が1センチ位開くようにポテトサラダを多めに詰め込みます。
- 冷水と小麦粉を混ぜ、天ぷら衣を作ります。
- ちくわを天ぷら衣につけ、180度の油で揚げます。薄く色づいてきたら完成です。
- ウスターソースでいただきます。
いかがだったでしょうか。身近な食材でもまだまだ、知らないことや食べ方がありますね。次回もお楽しみに。
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